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◆第三帝国◆

連載小説「世界王」序章

筆者の言葉
「読め。」



ハイル!! ハイル!
ヒトラー「これで、ドイツ、イタリアの強固な結びつきの元、生存権を北方はポーランド、西はイギリスに伸ばしつつ、仇敵フランスを圧倒できるな。。。。」

ムッソリーニ「そうねぇ、私も安心して南に目をむけられるわぁ♪」


二人の歴史的指導者は永劫の友好を確認し、それぞれの国へ帰った。。

時間は流れて・・・
ヒトラー「かかれィ!ポーランドなど前時代的な騎兵の塊だ!」



ヒトラーの軍は一気にポーランドへとなだれ込んだ。
それに対し、イギリス、フランスは宣戦布告をドイツにするも、武力によるドイツへの攻撃はなかった・・。
ロシアに至ってはドイツに呼応してポーランドへ北方からなだれ込む始末、もはやポーランドという国家は歴史上から消え去ろうとしていた。

「ジーク・ハイル!閣下!大変です!」

ヒトラー「なに!?それは大変だ!!」

「閣下、まだ何も申し上げていません・・・」

ヒトラー「・・・・そうであったな。ところで、貴官は誰なのだ・・・」

「それは申し上げられません、筆者が適当に一兵士という設定でこの写真を選んだようなのです。」

ヒトラー「うむ、そうか!では下がってよい!」

「閣下、私はまだ用件を申し上げておりません!」

ヒトラー「そうであったな!聞こうではないか!」

「はッ!申し上げます!我々帝国軍がポーランド攻略に手間取っているようであります!」

そこで口を挟んだのが、帝国国家元帥ゲーリングだった。

ゲーリング「今のは聞き捨てならんな、・・・はら、その、貴官・・」

「国家元帥閣下!私は名前の設定がございません!貴官で結構でございます」

ゲーリング「そ、そうか・・・」

ヒトラー「おおおおお!世界史の教科書を見よ!ポーランドなど一蹴と書いてあるではないか!」

カイテル「おお、そのようにカイテル。」

ゲーリング「・・・・、閣下は今少し興奮しておられるようだ、私が聞こうではないか、一体どうしたというのだ?」

「は、それでは・・・」


戦場・・・・。

「撃てぇ!」


どごーん!

「どごーん? 私はド・ゴール!」
「(せ、戦場は何が起こっても不思議じゃないんだ・・・落ち着け、俺)」
「ワルシャワは陥落したかね?むっしゅ」
「う、うわぁ!近寄るなぁぁん!」

「ま、待て、一人で突撃するなぁ!」


ひゅん!


「ぐはぁ!!」
「く・・くるぞ・・・」
「なぁに、相手は野蛮な騎馬兵だ・・・」
「私を守るのだ・・・」
「ま、待て!なんだ、あれは・・・・」


どどどどどど・・・・・っ!

「おおおおッ!!」
「ぎゃぁッ!」

「ひるむなぁ!野蛮な兵に射撃を食らわせぃ!」

「騎馬隊の野蛮人め、鉛の餌を食らわせてやるっ!」
「今です!技術に溺れた機械どもに一撃を加えるのです!」

だだだだだだっ!
「な、なんだとぉ!?兵が急に眼前に現れたぞ!!」
「伝令!北から呼応していたスターリンの軍が本国に撤退を始めました!」
「ええええええ!?」

ロシア陣。。。
スターリン「な、なぜだ・・・世界史の教科書にポーランドはドイツとロシアの分割統治と書いてるではないか・・・・!」
カイテル「おお、そのようにカイテル。」

「ははははは!騎馬隊をなめるとこうなる、追撃せよ!」
「いやいや、今はスターリンは捨て置けとの王の命だ・・・」
「そうでしたな!」

ドイツ陣・・・。
「・・・・と、いうわけです」

ドイツ本国・・・・。
「・・・と、いうわけです」

ゲーリング「おおお、回想シーンにしては、貴殿が登場していなかったが、手に取るように状況は確認できたぞ!」
「敵の騎兵、想像以上の実力でした・・・」
ゲーリング「ありえねーーー!モンゴルのチンギス・ハンが墓から蘇ったとでも言うのか!」



チンギス・ハン
モンゴルを統一し、中国、欧州、中東にまたがる空前の大帝国を作り上げた人物。
その名は、モンゴル帝国の旧領土、侵攻を受けた国々の人間に深く刻み付けられた名である。


ヒトラー「いや、恐らく、我が軍が遭遇した隊を率いているのはもっと恐るべき者だろう・・・」
ゲーリング「はぃ?」


戦場・・・・。
「初戦勝利、おめでとうございます・・・」
「で、あるか・・・・。」

続く・・・・・かもしんない。












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